バレンボイム+シュターツカペレ・ベルリン(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)の日本公演を聴きに行ってきました

なんといいますかね、バレンボイム氏ですよ。きゃー(興奮冷めやらぬ感じで書いてます

ピアノも指揮も、だれですか、二足のわらじ(上の子談)を履いてOKなのは。

バレンボイム氏はわたしの大好きなピアノニストのうちの一人です。といってもほぼ指揮者ですけれど。同じく大好きなデュプレとの共演、そして弾き振りのモーツァルトのピアノ協奏曲、どれも最高で大好きです。

海外オケなので結構なお値段するんですけれど「そんなに好きなら行ってきたらええやん」という相方さんの後押しもありましていってきました。

曲目 モーツァルト ピアノ協奏曲第20番
モーツァルト ピアノソナタ第10番より第2楽章(アンコール)
ブルックナー 交響曲第3番
指揮者・ソリスト ダニエル・バレンボイム
日時 2016年2月3日(水)
場所 フェスティバルホール

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改装後初めてのフェスティバルホール。前回に行ったのは10年以上前の話なのでどんなだったか全然覚えていないですが、とにかくきれいなホールになってました。

3階席ってことでステージは遠かったけれど、高低差のせいか視覚的にはソリストを上から見下ろしている感じでこれはこれでよかったです。

んで、モーツァルトですよ。

パンフから一部引用(もともと朝日新聞に載ってたのを読んでたんですが、デジタル版のほうが詳しいらしい→ 音楽は「敵」超えられる 指揮者・ピアニスト、バレンボイムさん 年明け来日公演:朝日新聞デジタル

作曲家には四つの種類の人々がいます。面白くない作曲家。面白い作曲家。偉大な作曲家。そしてモーツァルト。

というモーツァルトです。(これはほんと名言だと)

ちなみに、一番好きなピアノ協奏曲はモーツァルトの20番です。はい。しかも2楽章が大好きです。あれは僕にとっては神の音楽です。

ブルックナーも大好きだけどできれば後期のほうがよくて、でもモーツァルトの20番が聞けるならそれが最優先だから、ある意味でその大好きなブルックナーですらおまけ的な、いやいや、どっちも大好きなんですよ、結局は。そして大阪で20番が聴けるなんてほんと最高!

そんなこんなで演奏会の始まりです。

モーツァルトの1楽章、前奏が終わりソロがはじまった瞬間にあまりの感無量に鳥肌たちまくり。

念願の2楽章。思っていたのとは違うテンポ感だったけれども、圧倒的に納得感のある演奏。なにこの説得力。そして、3階席まで届く至高のピアニッシモに涙する。そこに神は降り立った。

やはりピアノ(音量)を制するものが音楽を制するって感じです。(このピアノの感じはミュンヘンフィルのエニグマを聴いた時以来の衝撃)

アンコールもよかったあ〜

そして後半のブルックナー。(余談ながら、パンフに朝比奈御大やチェリビダッケについての記述があるのが印象的でした)

そういえば、プロオケでブルックナー聴いたの初めてかもしれません。(少なくともブログ上に記録は残ってない)

ありていですけれど、完成されたブルックナーの演奏において時間はあっという間にすぎます。あれ、こんなに短かったっけ?って感じで。(3番なのでもちろん比較的短いほうですけれど)

重厚荘厳な和音に満ちあふれていて至福の一時でした。

久しぶりの演奏会でしたがほんと満喫しました。たまにはいいですね。