浦沢直樹 : PLUTO

 電車の広告でふと目に留まった浦沢直樹の新作「PLUTO」。手塚治虫の鉄腕アトムの中の「地上最大のロボット」を原作とした話。思わず買ってしまいました。原作は当然読んだことがあるし、その広告を見たときに、「あ、これはまたすごいものができるんじゃないか」って言う感じだったんで。
 手塚治虫が何十年も前に書いたロボット人間の物語「鉄腕アトム」。僕から言えば、あれは一つの警告でした。「ロボットが人間と一緒に生きる社会は確かによいかもしれない。だけど、気をつけなければならないことはたくさんあるんだぞ」と。そして、現実に、多くの企業や研究機関から人型のロボットが発表されるようになってきたここ数年。そんな中、改めて「ロボットと人間の関係」に焦点を当てたこの作品。浦沢直樹がこの原作をどう料理していくのがが非常に楽しみです。