独り言

 夜の道路は結構危ない。いや、そんなことはわかっていたんですけどね。それに、車の免許をもってから(といってももう5年も前だけど)、それなりに車側の気持ちも分かるようになったし、予測もできるようにはなったはずなんですよ。多分。
 自転車をこいでて、目の前に信号がありました。渡ろうとする信号が。で、僕の右側にはタクシーが走ってました。そのタクシーは左側にウィンカーを付けていたので、つまりは左折する模様。このままだと当然僕とはぶつかってしまいます。とは言っても、もちろん相手も僕に気づいているだろうし、そこら辺は微妙なかねあいがあったりするわけです。たいていは、とりあえず、僕の方が譲る意志を見せるような時が多いんですが、まあ、車と歩行者(あるいは自転車でも)だったら、歩行者の方が優先なんで、結局僕が先にその横断歩道を渡ることになるのがほとんど。そういうわけで、今回はどうかな、と様子を見ながら並走していると、ちょうど目の前の信号も青になりまして、そして若干隣のタクシーは速度を落とした感じがしました。左折前ですしね。なんで、そのまま渡ってしまえ、と、そういう感じになって、ちょっとタクシーが曲がりかけても少しよけたらいいし、と思って横断歩道に踏み込んだのですが、なんと目の前の信号は青になったのに、それに気づかずか、あるいは渡るつもりで結局ぎりぎりであきらめたのか、もう1台のタクシーがきれいに横断歩道の上に止まってました。おいおい!そして、案の定、並走していたタクシーの方は若干左折をはじめたので、僕は左によけかけたのはいいのですが、目の前もしっかりとふさがれているためにそのまま弧を描いてもとの歩道に戻る羽目になってしまいました。なんともいえない瞬間。左折しかけたタクシーもなんだかどうしてよいやら分からない感じだった(僕がもう一度渡ろうとするかもしれないと思って)のですが、結局面倒くさくなった僕はそのまま単に左折しただけで、次の信号で渡ろうと先に進んでしまったんですよ。(うーむ。文章で情景を表すのは難しいものですね。多分、これを読んでもそんな状況だったか想像できないような気がする・・・)
 なんだかな。と思った瞬間でした。だいたい、歩行者もほとんどいなければ、車もほとんど通ってないけども、横断歩道の真上に停止するのはどうかと思いますよ>タクシーさん。