外国語の歌

 が好きなんですよ。歌というわけで、別にいわゆるポピュラー系の曲でなくても、ジャズでも、民族音楽でも、クラシックでもいいんですが(ロックとかの激しいのはちょっと違うかな)、ようは歌詞が外国語の歌がいいというか、そういう感じ。「おまえは、聴いて歌詞がわかるのか?」って?いや、もちろん全然わかりません。むしろ、そのわからないところがいいんです。わからないからいいんです、といいますか。たしかに、歌って、言葉にメッセージが載っているわけだから、その言葉の意味がわかってなんぼのものなのかもしれませんが、そういう意味では、言葉の意味がわからない場合は、なにを頼りに歌を聴くのでしょう?僕は、単に、そのメロディーだとか、ハーモニーだとか、そういうので歌を感じます。単に音楽としてその歌を聴く時に、時には言葉の意味がわからないほうが、音を生で吸収できているような、そんな気分になるんですよ。そういうわけで、言葉の意味のわからない、外国の歌が好きだったり。たとえ、対訳があっても、それは目で読むもので、体で聴くもんじゃないし。
 と、いきなりこんな話になったのはといいますと、ちょっと時間はさかのぼって、まだ僕が福岡にいた頃、特に大学生活後半は車で移動していることも結構あって、その時はラジオを聴いていたんです。で、ずーーーっと気になっていた曲があって、それは、DJの話では韓国の女性の歌なんですが、なにしろ題名も、歌手の名前も、なんていっているのかいまいち聞き取れず。当時結構流れていたにもかかわらず、結局わからないままでした。(いや、歌はしっかりと染みついたんですが、CDとか欲しいなって思った時に、探しようがなかったというか・・・)
 で、ひょんなところから、最近、またその歌手に巡り合いまして、名前も当時聴いていた曲の名前もわかりました。(若干聞き間違えていた模様。そりゃたしかに見つからないわけだ)んでもって、最近出た、いわゆるベスト盤を早速注文し、今日届いたというわけです。
 彼女の名はLee-tzsche(リーチェ)といいます。多分ご存知の方も多いでしょうね。代表曲は、おそらく僕がずっと気になっていたこの曲「オギヨディオラ」(この2つの名前をどう聞き違えていたのかはいいとして)こういうジャンル分けはいやなんですが、いわゆるところの「癒し系」の音楽らしいですが、まあ、そればっかりじゃ全然ないです。たしかにこの「オギヨディオラ」はそうだけど。別に澄んだ綺麗な歌声というんじゃないけれど、でもこのちょうどいい高さの響きがいい感じです。
 あ、買ったのは、今年になってでたベスト盤「Asian Breeze」です。英語やら、韓国語です、多分。バンドの使ってる楽器もアジア系のが多いので、そういう意味でも、いつも聴いているようなのとはちょっと違う。かなりお気に入り。早速mp3にしてiPodで持ち歩こう。