大阪市民管弦楽団

 の定期演奏会に行ってきました。サン・サーンスの英雄行進曲、ブラームスのピアノ協奏曲第2番、サン・サーンスの交響曲第3番、というなかなかすごいプログラムでした。18時半開演でアンコールまで終わったのは21時を過ぎてましたし。
 いや、すごかったです。結構、アマオケの演奏会で協奏曲っていうと、当たり外れが大きいんですが、今回のはあたりだったんじゃないでしょうか。以前も書きましたが、ピアノの演奏にはちょっと自分なりの好みがありまして、いろいろこだわっているつもりですが、今日は結構満足でした。もう少し、個々の細かい音も鳴らしてもよかったんじゃないかな、って思ったりはしましたが。
 ブラームスは、協奏曲のくせに4楽章構成だし、なにしろ1楽章が長いために、1楽章が華々しく終わった瞬間拍手がでてました。いや、別に、ほんとにその楽章に感動したのなら、拍手するのは構わないとは思うけど、多分今日のは単なる勘違いじゃないかなあ・・・とか。
 そして、「オルガン付」。大好きな曲の一つです。そしてオケで弾いてみたい曲の一つ。ザ・シンフォニーホールだから、目の前にはどでかいオルガンがあるわけで、そこからすべてを包み込む大音量が聞こえてくるのは今か今かと待ってました。1楽章の後半でもオルガンは出てくるんですが、やはり、メインは2楽章の後半。スケルツォが終わりに近づいて、だんだんオケが静かになってくると、待ち遠しい気持ちが胸いっぱいになってきまして、ついに、オルガンのその圧倒的な和音が鳴り響くと僕はただ目を閉じてその響きの中に自分をうずめてました。生で聴くのは初めてだったんです(福岡にはパイプオルガンのあるコンサートホールはなかったんで)が、ほんと感激でした。オルガンいいですね。やっぱり。
 そうそう、ホールでチラシを見てたんですが、アシュケナージがモーツァルトのピアノ協奏曲第20番をやるとか、弾き振りで。これはいかんといかん。少々金を出しても聴きに行きましょう。大好きな協奏曲だから。アシュケナージだし。(あの人は僕の中の認識では、いまだにピアニストであって指揮者ではない)