ボランティア

 鍋をやってまして、ちょっと遅くなりました。
 ちらっとニュースを見ただけなので、詳しいことは全然わからないのですが、なんでも、高校でボランティアの単位が出るとか、そういう話があってました。多分。もう、愕然です。というかけっこう笑えた。就職にも益があるとかないとか、そこまでくると、ほんと耳を疑いますが。
 僕が人事だったら、そんな単位を取っている人間は全く信用しませんけどね。だって、心からボランティアをしている人だったら、別に授業の枠がどうとか、単位がどうとか、そういうこととは無縁のはずですし、そういう意味では、その単位を持っていること自体が、その行為をボランティアではない、と示しているようなもの、の気がするんですけどねえ。どうなんでしょう?
 あれって、そもそもが自発的におこなうものであって、それを授業の中に取り入れること自体に僕は疑問を感じざるを得ないのですが、まあ、普通の人って、そういうことに接する機会もないから、そういう意味では良いんだろうな、って思ってましだが、今回のこの話はそれをはるかに凌駕してました。おいおい、自発的精神からくる奉仕を他人が評価するのか?と。
 だいたい、ぶっちゃけた話、ボランティアといえども、自己満足に終始するような気もするわけですが、そう思えば思うほど、その行為自体ってそれほど世間にたいして自慢できる行為なのか?って思ったりします。や、いいことしてますよ。もちろん。社会のためにもなって、かつ、自分もそれで満足できる、という意味では素晴らしい。
 だけどなあ・・・それを、ねえ、単位ですか。その発想がまったくもって信じられないわけですが。。。「ボランティア」という言葉が、履歴書に書く「芸術鑑賞」とか「読書」とかそういうのと同じ程度の言葉になってしまわないことを祈ってます。


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