名前

 昨日の話題をちょっとだけ引きずっておきましょう。「名前」というのはそのものに与えられた性質の一種に当たると思うのですが、まあ、そこら辺の難しい論理学的議論はさておいたとしても、少なくとも、「名前」がその対象の性質を表しているか、あるいは性質を限定しているということは多々あると思います。
 たとえば「プチトマト」これは、「プチ」という接頭語のおかげで、「小さい」という性質を表していると同時に、その「名前」をつけられる対象にたいして、「小さい」という制限を課していることになります。
 さて、ここで疑問。というか、数年前にふと思ったこと。「大きいプチトマトはプチトマトだろうか?」はい。おまえは馬鹿か?といわれました。当時。まあ素朴な疑問だったんですけどね。ここにもいろんな問題があって、そもそも「プチ」というのはどういう条件を持っているのか、とか、「大きい」というのはどういう条件に基づいているのか、なんていう難しい話になるんですが、もちろん誰も相手にはしてくれませんでした。「プチトマト」は、なんていうか、小さく品種改良したトマトのことなのでしょう。で、その小さく品種改良したトマトの中で、比較的大きなトマトを、果たして、「プチトマト」の称号を与えるにふさわしいのかどうか、っていうことに帰着するんでしょうけどね。
 ああ、書いててわからんくなってきた。
 なんでこんな話かというと、これが昨日の独り言の最後にもあったように、牛肉の代わりに豚肉を使ったハッシュドビーフっていったいなんだろう?ということから思い出した話なのでした。「ハッシュドビーフ」というからには牛肉なんでしょうね。きっと。でもこれに豚肉を使ったらいったいなんなんでしょう?新しい料理か。まあ、それはそれでいいのか。ハッシュドビーフのルーを使っただけだしなあ。。。とまあこういうくだらない論議で、師走に突入してしまったようです。もう今年もあと少しですね。