「音楽と数学の交差」を読みました

ぶらっと本屋に行って気になった本を年末年始にかけて仕事の合間とかにのんびりと読みました。(こういうのあるから本屋ぶらぶらも楽しい)

昔は数学と音楽が同じようにあつかわれていたという話にはじまり、数の世界と音の世界はどうつながっているのか、今後どうなっていくのか、といった感じでしょうか。

個人的には、1オクターブが12音だとして、12の約数でもない素数で最小の5、そしてその次の7が、音程として均等ではないからこそ、特定の音に安定感があり、調として成り立つ、っていうところがなるほど!と思いました。

だから僕らが弾くような西洋の曲は7音で、日本古来のものなどには5音だったりするのか、と。7と5はそこから来てるのかーと。

均一な音階はどこにも向かわない(向かいにくい)から、曲として成立しにくい。特定の音が安定している=音によって安定感に差があるからこそ、音の向かう方向がわかりやすく、音楽として成立しやすいのかと。

あたりまえといえばそうなんですけれど、数としてキレイな不均一さに納得、というところで。

音階まわりの話をもっと詳しくっていえばやっぱりブルーバックスのこちらですかね(ってこれはもう改版されてて新しい別のがでてるみたいですけれど)

第19回 日本マスターズオーケストラキャンプ 初春コンサートを聴いてきました

毎年恒例、全国のアマオケ奏者が集まって、1月の3連休を使い2泊3日で曲を仕上げる最終日のコンサートに行ってきました。

曲目 武満徹 弦楽のためのレクイエム
チャイコフスキー 弦楽セレナード
日時 2019年1月14日(月)
場所 京都府立府民ホールアルティ

ここ最近は毎年聴きに行ってる気がしていたけれど、去年行ってなかったみたいなのでそうでもなかった。でも弾いたり聴いたりでこれで4回目ですね。

そういや、以前は「公開リハーサル」って名目だったよなと思いつつ、ここ2年前くらいから「初春コンサート」に変わってますね。でも、今日のはどっちかといえば公開リハーサルな感じで。

武満徹は初めて聞きました、、、いや、きっとすごいんですよね、これ。というか、楽譜見てみたい気はする。でも、自分とこの弦楽ではちょっと厳しそうだなあ。

そして、バラバラ配置(パートごとに集まっておらずに全員1人プルト、みたい感じ。ただしベースを除く)でのチャイコフスキー。おもしろい試みでした。

ベース、最近参加者増えましたね。チャイコの弦セレもベース10本となるとすごい厚い和音でした。コントラCもよく聞こえてたし。

ちょっと予定が立て込んでいたのでチャイコが終わった直後に中座しまして、アンコール?(多分チャイコの3楽章をもう一回弾いていたような雰囲気だったけれど、あれがアンコールだったのかは不明)までは聴けておらずに残念。

おりしも来月弦楽アンサンブルの本番ありますし、いろいろと参考にさせてもらえるかな、と。

大宮リリックアンサンブル 第3回演奏会のお知らせ – いとーけーのページ(2019.1.13)

そんなこんなで関係者のみなさまおつかれさまでした。

大宮リリックアンサンブル 第3回演奏会のお知らせ

気がつけばあと1月半となりました。夫婦でやってる弦楽アンサンブルの2年半ぶりの演奏会のお知らせです。

日時 2019年2月24日(日) 13:30開場 14:00開演
場所 ムラマツリサイタルホール 新大阪
曲目 ホルスト ブルック・グリーン組曲
アレンスキー チャイコフスキーの主題による変奏曲
ドヴォルザーク 弦楽セレナーデ

詳しくは以下のチラシをごらんください。(毎回恒例ですが、チラシのヴァイオリンは相方さんの作ったこの演奏会のためのオリジナルステンドグラスです。当日実物飾られてます)

またホームページはこちらを。

大宮リリックアンサンブル

初回演奏会でのチャイコ、2回目のエルガーに続いて、ついにドヴォルザークの弦セレです。やっぱええ曲です。

前2曲もあまり聴き馴染みがないかもしれませんが掘り出し物でっせ。

実は3回目の演奏会にして初めての全曲ソリストなしの弦楽アンサンブルのみ、という感じです(初回はシューベルトの「ます」やりましたし、前回は四季全曲でしたからね)

そして、私、なんとベース弾きません。パートは指揮で。

いやあ、今までも1曲くらいは振ってたことがあるんですが、全曲となると大変ですね。ほんと。といっても基本はみなさんの演奏をサポートしてるって感じなのでそういう雰囲気でみていただければと。

コードも書いてない、ベースも弾いてない、というかなりレアないとーけーがみられるチャンス、かもしれない。

寒い時期ですけれど、駅近ですし、なんといっても未就学児入場ok + 入場無料の演奏会なのでみなさま是非お越しください。(といいつつ整理券が必要なので私に声かけてくださいな)

京都市民管弦楽団第98回定期演奏会でした

行楽シーズンまっただ中、初めてのホールでの演奏会が無事に終わりました。

曲目 ボロディン 歌劇「イーゴリ公」序曲
ベートーヴェン 交響曲第1番
シベリウス 交響曲第2番
シベリウス 交響詩「春の歌」(アンコール)
指揮者 井崎 正浩
場所 ロームシアター京都

久しぶりに前半の2曲をトップとして演奏しました。(打ち上げで「何年ぶり?」みたいな話になったのでしらべてみたら2015年9月以来なのでちょうど3年ぶりでした)

そんなわけでここ最近の演奏会とは全然違う緊張感のもと、まあなんとか役割ははたせたんじゃないかと思ったり。(家族や知人にベートーベンよかったといってもらったので満足)

たぶん、パートとしては、気になりポイントだったところのいくつかは、本番が一番良かったんじゃないかと。多分ですけど。

もちろん演奏は生ものなのでいろいろあります。いやあ、いろいろありました。ドキドキしたわー

今回も個人的な目標を、と思っていたんですが、

本番前日 – itokの日記(2018.11.3)

まあ、腕の力みはどうだったかなあ。前よりは力抜けてたような気もしますが。このあたりは今後も上を目指していきたいところ。(あと、家族の人からいくつか個人的なツッコミいただいたので、それも今後の課題として)

ビールもおいしく(たくさんたくさん)いただきました。

恒例の子ども向け解説はこんな感じ。

今回は曲の説明難しかった。背景とか曲の構成とか説明してもわからないからねえ。おおよその演奏時間をのせられたのはよかったかも。

 

そんなこんなで、聴きにいていただいたみなさんありがとうございました。関係者のみなさんおつかれさまでした。

もちろん、いつも練習に協力してくれる家族のみなさんほんとにありがとうございますです。特に本番前後にはいろいろ予定を調整してもらったし。

 

つぎは、これですが(って、1曲手配が間に合ってないけど)

その前にこっちやね。こちらについてはまたぼちぼち案内する予定。

THE BASS GANGの演奏会に行ってきました

久しぶりの低音三昧。コンサートの存在を知ったのが10日ほど前のことでしたけれど、無事にチケットも入手できて、楽しんできました。

THE BASS GANGとしてのコンサートははじめてなのかも。前身のオクトバス4の時に(多分それも15年くらい前)に行って以来のような。

まあ、そもそも、その前の「Un’Ottava Sottosopra」という名前でCDがでていた時に出会って以来なので、、、ってずいぶんと記憶をさかのぼるな。(ちなみに、今CDを見比べてみると、当時からメンバーは2人違いますね。逆に言えば、2人はずっと同じってことですが)

休憩はさんで2時間ちょっとの演奏会。コントラバス4本でずいぶんと楽しませてもらいました。なにより、ベースの演奏会なのにドキドキ感が全くないから、もちろん演奏は完璧だし、パフォーマンスもすごいし、サービス精神旺盛だし、ほんと純粋に楽しめました。

曲は、、、たくさんあるので、冒頭の写真で勘弁。

初期のころからの曲もたくさん演奏されまして、それこそCD何回も何十回も聴いてたことがあったから割と普通に脳内再生もされつつ生音を堪能しました。

ロックンロールNo.9は初めて聞きましたけれど、これ、オケ弾きならニヤニヤ止まらんやつや。

プログラムに載ってない曲として、彼らとの初めての出会い(彼らのCDを初めて買った時の1曲目)がピンクパンサーだったので、「これ、アンコールにピンクパンサーきてー」と思ってたらほんとにきたから、あれを生で聴けて超満足。最後のサイレンもちゃんと再現されたしね。

物販コーナーにて、CDは多分あるなと思ってDVDを買ってしまいました。で、サインもしてもらったのが冒頭の写真です。(ちなみに、CDはたしかに家にありました。良かったかぶらなくて)

そういえば、NHKの収録はいってたみたいなので、そのうちクラシック倶楽部で放映されるそうです。あれがどんな感じで編集されるのかが見物です。(そのままでは放送できないところもありそう・・・

さて、私も練習せねば。って気分ですね。練習しよ。

関西グスタフ・マーラー交響楽団 第八回演奏会を聴きに行ってきました

連休最終日は、オケ観賞などを。

京都コンサートホールの客席に座るの久しぶり。というかオケの演奏を聴くのも久しぶり。記録によれば多分2年ぶりくらいかも。

曲目 マーラー 交響曲第8番
指揮者 田中宗利
日時 2018年10月8日(月祝)
場所 京都コンサートホール

知り合いいっぱいでている演奏会で、しかもマーラーの8番ですよ。すごい大曲。(というか、かくいう私も出演のお誘いあったんですが、10月の3連休はだいたいキャンプ行ったりしてるんでね、と。実際はキャンプじゃなくて運動会でしたけれど)

冒頭、やっぱりあれを生で聴くともうすごい鳥肌たちますね。きたー、すげー、って。

楽器の種類もたくさん、ソリストもたくさん、合唱もたくさん、バンダもたくさん、でいろいろ目移りして、視覚的にも楽しかったです。

気迫みなぎる最後は圧巻でした。自分弾いてても、もうあと少しで終わる!っていう感じになるんだろうな、と、妙に感情移入しながら聴いてしまった。

出演されたみなさまおつかれさまでした。おいしいお酒は飲めましたでしょうか。いい演奏会をありがとうございました。

演奏会のお知らせ : 京都市民管弦楽団第98回定期演奏会

初のロームシアターでの本番が1ヶ月後にせまってきました。

日時 2018年11月4日(日) 13時45分開場 14時30分開演
場所 ロームシアター京都
曲目 ボロディン 歌劇「イーゴリ公」序曲
ベートーヴェン 交響曲第1番
シベリウス 交響曲第2番
指揮者 井崎 正浩

京都市民管弦楽団 - Kyoto Civic Philharmonic –

今回は前半2曲でトップを弾くことになりました。さすがにトップとなると緊張感が全然変わってきますね。

ちょっと小編成で小回りきく感じのベートーヴェン、壮大なシベリウス、どんな感じに仕上がっていくでしょうか(って、ほんとは今日も練習だったんですが台風で中止になってしまったので、ちょっとアクセルのかかり方が不安定なのです)

ロームシアターのステージに立てるのも(いろいろと評判聞きますけれど)楽しみです。

たまにはいとーけーが楽器弾いてるところでも見てみようかという方はチケットありますので連絡していただければと。

秋の京都は観光シーズンまっただ中、東山界隈をのんびり散策しつつ、ホールに足を伸ばしてみてはいかがでしょう。

というわけで、みなさん是非お越しくださいませ。

Apple Musicはじめました

ようやくというかなんというか、Apple Musicをはじめまして、1ヶ月くらいが経ちました。

Apple Musicのサービスがはじまった頃は印象としてあまりクラシックの曲はそろってなくて、まだそれほど魅力的でもないかなあと思っていたのですけれど、ふと久しぶりに中身をのぞいてみたらいつの間にやらいい感じになっていましたので。

相方さんの好きなアーティストの曲が配信されてたっていうのも大きいですね。これでCD買わずに新曲がすぐに聴けますし。

というわけでもちろんファミリープランでの契約。

気になる曲はiPhoneにダウンロードしてどこでも聴けるようにして、オフィスなんかではネットワークあるんでそこでは適当に検索したりラジオで聴いたり。

自分的には、たとえばオケで弾く曲をプレイリストにしてますけれど、ちょっと別の演奏で聴いてみたいなっていうようなときは検索でほかのオケ・指揮者を探したり、その延長で関連曲もついでに聴いてみたりと、そういう感じで芋づる式にいろんな曲がどんどん聴けるのですごくいい感じ。YouTubeで探すより楽だし映像は特に要らないし。

CDを差し替えたり、取り込んだりしなくていいのはすごく楽ですね。といってうちにある数百枚のCDがどうなるのかといわれたらよくわからないですけれど(もうすでにインテリア化してはいるけれど・・・

家用にスピーカーも新調しました。

1万円程度のBTスピーカーで探してこれにしました。

普段は机のところに置いてるんですが、ちょっと家事するときとか、iPhoneとこれ持って音楽かけながら作業したり、そんな感じでいい音出してくれてます。

そんなこんなでまさに林檎と音楽に囲まれた生活を送ってる今日この頃でした。

京都市民管弦楽団第97回定期演奏会でした

お出かけ日和な日曜日。有名な曲目のおかげもあってたくさんのお客さんに来ていただいたようで本当になによりでした。

曲目 ベートーヴェン レオノーレ序曲第3番
グリーグ ピアノ協奏曲
ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏(アンコール)
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
指揮者 中田 延亮
ソリスト(ピアノ) 木村 綾子
場所 京都コンサートホール

どの曲も、たぶんパートとしては本番が一番よくできてたんじゃないかと思ってます。たぶん。

ピアノ協奏曲好きとしては念願のグリーグ。ピアノ協奏曲なかなか演奏機会に恵まれないのでできてよかったです。四半世紀越しの夢(グリーグは中学生の時に大好きだった)がかなったかな。

ラフマニノフええ曲やわ〜全曲やりたいですね、いつか。

ちなみに、協奏曲終わったあとの疲労感すごかったですね。やっぱり神経使いますよ、ほんとに。20分の休憩なしには悲愴にいけない感じで。

悲愴は今回で3回目(うち2回が京都市民管なのですがそれはさておき)、大好きな曲ですし、いろいろと思い入れがあるの曲なので、しっかりと取り組めてほんとよかったです。

最後のピチカートがホールに吸い込まれていくのを見届けながら感無量でしたねえ。

3楽章が終わって拍手がなったのは初めての体験ですが、打ち上げで「思わず拍手が出るっていうことはいい演奏だったってことだからそれはそれでいい。拍手しちゃいけないとか、曲知らないなあ、とかそういうのは要らない」みたいな話があって、拍手の瞬間に「えー」と思ってしまった自分を省みた。

そうそう、自分の一応目標みたいなものがあったんですが、

本番前日 – itokの日記(2018.6.2)

わりと心は冷静にそして一音一音丁寧に弾けたような気がします。本番1週間前くらいから徐々にシミュレーションできていたのもよかったのかもしれません。今後もこんな雰囲気で弾けていったらいいですね。

もちろん美味しいビールも(たくさん)飲めました。

今回は、前回に引き続き子たちに事前予習を。前回よりバージョンアップしてミニプリント作ってみました。

SNSでそこそこ好評だったのですけれど、ほんとちゃんとした解説も必要ですがこういう気楽なのがあってもいいかもしれないですよね。これはまあ私の好み満載なのでそこらへんはいろいろありますが。

って、シンバルやっぱりかっこよかったって子たちみんないってました。1発目以後は身を乗り出してシンバルの出番をまってたらしい。

そんなこんなで、聴きにいていただいたみなさんありがとうございました。いつも練習に協力してくれる家族のみなさんほんとに感謝しております。で、関係者のみなさんおつかれさまでした。

つぎは、まずこれと、

これですね。

もう明後日から練習だからまずは製本せねば

演奏会のお知らせ : 京都市民管弦楽団第97回定期演奏会

気がつけばそろそろ1ヶ月前なので真面目に宣伝を。

日時 2018年6月3日(日) 13時開場 14時開演
場所 京都コンサートホール
曲目 ベートーヴェン レオノーレ序曲第3番
グリーグ ピアノ協奏曲
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
指揮者 中田 延亮
ソリスト(ピアノ) 木村 綾子

団員としてもようやく少しは馴染んできたかな、というところ。といいつつ悲愴は京都市民管で弾くのは2回目とかいうそういう不思議な感じですが、それはさておき。

京都市民管弦楽団 - Kyoto Civic Philharmonic –

まあ、なんといってもグリーグですね。誰もが耳にしたことがあるはずのあの冒頭のメロディー。たぶん、ピアノ協奏曲のフレーズとしては一番有名なんじゃないですかね。

個人的イメージでは、TVなんかで挿入されるクラシックの効果音といえばこのグリーグか、トッカータかっていうくらいな感じなので、まあほんと「あーこれか!」ってものだと思います。

記憶では、たぶん中学生くらいのころに初めて手にしたオケのスコアがこのグリーグでした(当時はベース弾きじゃなくてピアノ好きだったけど)し、そのくらい好きな協奏曲ですが、ようやくここで実際に演奏することができます。

ピアノに聞き惚れて落ちないように気をつけないと。

さて、あとは悲愴ですね。これも自分が好きなシンフォニーの上位にいる1曲。涙なしには語れない終楽章をちゃんと表現できればいいなと思う今日この頃です。練習せねば。(練習せねばという意味では、ベース泣かせのレオノーレもがんばらねば)

たまにはいとーけーが楽器弾いてるところでも見てみようかという方はチケットありますので連絡していただければと。

というわけで、みなさん是非お越しくださいませ。