定期券と通学

 高校の頃、定期券というものにすごくあこがれていました。切符を買ったり、両替したり、そんな手間をとることなく、何気なくでてくる一枚のカード。要は、バス通学や電車通学にあこがれていたんですけど・・・
 というのも、家から高校(西新)まで行く公共交通機関はなにもなく、ただ自転車をこぐか(20分)、歩くか(40分)、バスが利用できるとこまで歩くか(15分+15分)、しかなかったからで、大学も教養のうち(六本松)は家から近いまま・・・(10分)
 そんな僕にも定期券を持つ時機が到来して、専門に移った頃に、その地区(箱崎)に移動するのに、バス(40分)を使うことにしたのです。念願の定期を手にした僕は、元手を取り戻すためか、異常なまでにバスに乗りまくりました。ほんとは通学中に本なんか読んだりしたかったわけですけど、なにしろそんなことをすれば一発で車酔いするので、CDやらMDを聴くので我慢してました。時間を守らないことで悪名高い某バスに乗るのにも全然慣れてしまい・・・そもそも、乗ってる間はほとんど寝てたんですけど・・・バスの時刻とか、系統にも詳しくなってしまいました。
 しかし、4年になってからは、ほとんど箱崎に行くことがなくなり、定期を持つのをやめ、自転車(40分)で行くことにしたのでした。バイトあけで眠い、足が痛い、上で自転車をこぐ。なかなかしんどいものがありましたが、天気の良いときはほんとに気持ちよい、そんなある意味、サイクリングです。
 たまにはバスで通います。天気の悪いときとか・・・今日もそうでしたが。久しぶりに乗って、混む道をゆっくりと進みながら、「前はこんな混んでるのも全然平気だったんだなあ・・・」と。


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